住宅ローンのポイント
3つの借入額
住宅ローンには、3つの借入額があります。
1.申込できる借入額(借入限度額)
申込条件から算定される借入額の上限で、収入(給与収入や営業所得)や
既存借入の年間返済額によって、大きく変動します。
多くの金融機関では、年収400万円未満は、年収にしめる年間ローン返
済額の割合(返済負担率)が30%以内で、年収400万円以上は35%
以内とされています。
2.融資承認された借入額(融資承認額)
申込できる借入額で審査を受けても、減額されて承認される場合がありま
す。金融機関が現時点の審査ではここまでしか融資できないとうい金額で
す。
3.実際に返済し続けられる借入額(返済可能額)
税金や社会保険料(年金や健康保険料)などで収入の16%前後はかかっ
ています。
収入の30%をローン返済とすると、合計ですでに46%と半分近くは固
定費となり、残る収入(可処分所得)で生活をすることになります。
このなかから、水道光熱費、公共料金、保険料、教育費、車の維持費など
も毎月確実に必要です。
それぞれの借入額は、すべて同金額となる場合もありますが、多くの場合は、借入限度額>融資承認額>返済可能額の順になります。
もっとも重要なのは「返済可能額」です。
車のローンよりも、はるかに長い期間、金額も1桁違う借入を返済し続けることになります。住宅ローンを返済しながらも貯蓄ができる余力がないと、
他にも「返済可能額」の重要性を解説しているページがあります。
借入額は自分で決める