住宅ローン相談センター三重

住宅ローンは、契約した年数を短縮したり、毎月の返済額を減らしたりすることができます。繰り上げ返済といいます。
ローン残額全額を繰り上げ返済することを「全額繰り上げ返済（全繰り）」、一部を繰り上げ返済することを「一部繰り上げ返済」といいます。
 
また、年数を短くする場合を「期間短縮型」、毎月の返済額を減らす場合を「返済額軽減型」といいます。
どちらの方法が、ローンの総返済額を減らすことができるかという視点からみると「期間短縮型」です。年数が短くなる分だけ、利息負担が減るからです。
 
手続き方法は、書面で申し込む方法と、スマホやパソコンなどのネットで申し込む方法があります。
一般的に、書面での申込には手数料がかかり、ネットでの申込は無料となっています。また、ネットでの申込は「期間短縮型」のみとなっている場合が多いようです。
 
つぎに、どのタイミングで一部繰り上げ返済をすると効果が高いかというと、残高が多いときに、つまり、より早い時期に繰り上げ返済するほうが効果が高くなります。
住宅ローンは、早く元金が減るほど、利息負担は減ります。つまり、同じ金額での繰り上げ返済でも、１０年後よりは５年後、５年後よりは３年後ということになります。
ネット経由で、１万円程度から繰り上げ返済できる住宅ローンもありますが、
目に見えるほどの効果はありません。ある程度まとまった金額であれば、繰り上げ返済前と繰り上げ返済後の違いが分かります。